こんにちは。なつめゆです。
よくネットニュースで見る、芸能人のインスタの、素敵自撮り写真へのコメントが、「ママには見えません」などの声であふれていた。みたいなね、記事。
あれ、すごくモヤモヤする~。
1、それが誉め言葉だと思っていたあの頃
「ママには見えない」って、何だろう。
実際ママなんだけど、ママには見えないってことは、要はママにしては美しすぎる!ってことですよね、
ということは、「ママ=基本的に美しくない」って前提で合っていますかね?
つまり、「基本的に美しくないであろうママという存在なのに、あなたは美しいですね!」って言っているのと同じであるよね、
ママという存在は、美しくないという。ねぇ。
確かに、美しいと、忙しいは、両立しにくいかもしれない。
そして、ママは忙しいかもしれない。
美と化粧品に毎月3万円以上投資していた私でも、
今はお風呂あがりは自分のお肌のケアより先に、かゆみの出やすい2歳児に保湿剤を塗らなきゃと思う。
毎日のヘアセットは当たり前で、エジプト旅行にも6万円のコテを持って行った私でも、
もはや、毎日のシャンプーすら、乾かすのがつらすぎて、できればしたくない…。
自分が食べようと思っていたお菓子を2歳のツナちゃんにあげると、嬉しそうにしているので、
もー!!とか思いつつも、仕方ねーな…って気持ちになる。
自分にかけられるエネルギーは、確かに減っている。
2、「美しすぎるアラフォー」にも違和感。美しい!じゃダメなの?
そしてそして、次によく見るのが、「50歳には見えません!」「美しすぎる」とかいうコメント。
これも、「50歳=そう美しくないはずだ」っていう前提がそこにあるし、
目の前の人をほめたつもりが、言われた方は、心が狭くなる思いをしていないかなと、
今更ながら気になっています。
そもそも、誉め言葉を送りたいなら、「あなたはとても美しい」じゃダメ?
20歳で合っても、50歳であっても、70歳であっても、
美しいと思ったら、そのまま、美しいで、いいじゃない。
50歳の割には~とか、ママにしては~とか、余計な前提、いらなくない?
3、産んでも、私は何も変わらない
1人目を妊娠し母子手帳をもらいにいったとき、突然に「ママは体調大丈夫ですか?」と窓口の方に聞かれ、<おぉ!ママなのか!私は!>と思ったことを、よく覚えています。
子供が外に出てきてもいないし、お腹は全然大きくなってないので、見た目は全く妊婦さんじゃない。
生活だって、全く、妊娠前と変わらないのに。
ママは大変、ママは忙しい、ママは自分のことは後回し。
そんなイメージが、世の中の多くの人に、なんとなくうっすらあるんですよね。
そりゃ、20代の女性たち、妊娠なんかしたくなくなるよね。
ママになるって、なんか大きなことをやり遂げるような気がしていたけれど、
振り返ってみると、私は何も変わりませんでした。
沖縄の離島を一人旅してた、32歳の夏~。

サンダルで、どこまでも、のっしのっし歩くし。
今でも、家のベランダから、沈む夕日をツナちゃんと見ていると、
あの島は、あの海は。今どんな色だろう、と思うよ。
自分の時間は確かになくなったかもしれない。
でも、いま子供と過ごす時間だって、私の時間。
そう、自分”だけ”の自由な時間はなくなったかもね、けれど、人生のステージが変わることって、どんな年代にもどんな人にもあるんだと思います。
自分のことも大切だし、家族のことも同じくらい大切。
持つべき重い、「荷物」が増えたんじゃない。
全て抱えられる、体力をつけたい。
”ママに見えない!”って「ママだから、こうである」っていうずっしりしたもののの、端くれだと思うんです。
そういうのを、ひらりひらりとかわして、生きていきたいな。
そう生きて、いいし、
そうある女性が、増えますように。
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